英国住宅が出来るまで
〜新築リポート
Part11
第16回「外壁工事-4」

Chipping North Cottageのお庭から撮影してみました。
まるでコッツウォルズの村のようですね!


さて、この石のかたまりは・・・?!
これはコピーングストーンというコッツウォルズでよく見かける石垣の天辺に載っている石です。
今回これをコンサバトリー横のアールの石垣の上に使用します。


完成です。ご覧下さい!
ずらっと並んだコピーングストーン、そして苦労して下さった丸い曲面が何とも可愛らしいですね。最高のアクセントになりました。


少し上から撮影してみました。
曲面具合が良くおわかり戴けるかと思います。


外壁工事が終わりました。
職人さん達のご苦労の甲斐あって、惚れ惚れする素晴らしい出来です。
バランス、素材共にもうすっかり隅々までコッツウォルズです!

Y様のコメント
「外壁工事が終わって」

5月、6月は予想外の悪天候にたたられ、特に外壁は無理をして石を貼ると剥落の恐れありということで、職人さんはタイミングの調整が大変だったと思います。
ようやくハニーストーンが貼り終わったときにコッツさんからお声がかかりました。
「お待たせしました。いいですよー。」

お向かいのN邸のハニーストーンをいつも見ているものの、自分の家でこれが貼り終わってみると感慨も一入です。
我がコテージ大王がついに晴れの鎧兜に身を包んでお出ましになられました。
いよーっ大統領、じゃなかった、大王!
かっこいいっすよ!

この段階で建物がほとんど完成したわけですが、改めて眺めてみると、エクステリアデザインの完成度の高さに驚かされます。
外壁を貼る前の壁の下地のときから素晴らしいとは思っていましたが、石がすっかり貼られてみると、建物は新しい表情を現わし、えも言われぬ味を見せてくれています。
急勾配の屋根と窓のバランスも最高。
なんとも立派なお姿だ。
ふくちゃん、おじさんは参っちまったぜ。

それにしてもこの外壁。
あの重い石を、それも24パレットもの石を、ひとりで少しずつ運んで位置を調整しながら貼ってゆく、気の遠くなるような作業。
さまざまなサイズ、微妙に高低差のある石たちを、バランスを考えながら選んで貼ってゆく作業。
職人技に加えて優れた感性が要求される仕事です。
聞けば何日間も泊りがけの作業だったとか。

職人さんはハンサムな長身の若者です。
石を貼り終えて、「自分の作品」を腕を組んでしばし眺めておいでです。
その口から発せられた「お言葉」には私はほとんど感動しましたね。
「うーん、素晴らしい!」と、その若き職人さんは独り言を言っています。
「こうやってちょっと西日が横から当たるときの、石が作る微妙な陰影がいいんだよなー・・・」とも呟きました。
なんていい言葉なんだ!

石もいいけれど、自分が成し遂げた仕事の出来栄えに惚れ込んでいる若者の、その自信のほどがかっこいいではないですか!
磨きあげた自分の腕を信じて、自信を持って仕事をする。
これぞものつくりのお手本ですな。

外装よりもかなり先に進んでいた内装とのマッチングも素晴らしい。
まさに、この外装にしてこの内装あり、といったところでしょうか。
コテージ大王さま、女王さま、本当にお似合いのカップルでいらっしゃいますよ!

若き石のマイスターよ、ありがとう。


「若き石のマイスター」、読んでいますか??
素敵なコメントを本当にどうも有難うございます!!
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