英国住宅が出来るまで
〜新築リポート
Part15
第5回「基礎・建て方工事」

I邸の基礎工事が始まりました。I邸ではベタ基礎を採用しています。
設計通りに細かく丁寧に鉄筋を組んでいきます。


コンクリート打設も完了し、きれいに仕上がりました。


建て方工事スタートです。
今回I
邸では、1階の床は躯体とは独立した造りになっています。
約40cmの間隔で床用部材を細かく組んでいきます。
床下断熱材には厚さ75mmの硬質ウレタン断熱材を隙間無く入れます。


1階の壁が出来上がりました。
スタッド(間柱)の多さに
Iも驚かれたようです。
後に見えなくなる構造部分の頑強さこそ、長く愛される家づくりの基本です!
コッツワールドの自慢の構造躯体です。


2階の壁まで進みました。
1階同様、2階も頑強な構造で丁寧に建てられています。
南向きの大きな窓からはたっぷり陽が入ること間違いなしですね。
ここまでくると上棟が楽しみです♪

I様のコメント
「着工〜壊す家、壊さない家」

「なんだって!?君は家を壊すっていうのかい?クレイジーだよ!」
確か、イギリス、オックスフォード大学に招かれた数学者の方のエッセイを
読んでのこと。
日本の古い家を壊して新築すると大学の友人に話すと、そう反応が返ってきた・・・
このくだりがとても記憶に残っていました。

古い家は壊して建て直す。
それが日本人の当たり前の考え方なら、数百年も前の家に住み続けるのが当たり前のイギリスでは、家を壊すことはクレイジーだと言われてしまうこの
文化の差。

とにかく土台も外壁も仕切りも壁も頑丈に堅牢に、そして分厚く造られていく
我が家。
壁で屋根を支える、というよりは、柱が連なって壁状になっているよう。
それを見て、上記を思い出したのです。

「これはぁ、壊すとき大変だよ、すごい手間がかかるよ」
と職人さんたちのコメント。
「日本の家は2-30年後に壊すことを前提に建てているからね」とも。
となるとイギリスの家は「最初から壊すことをまるで考慮にいれずに
やたら頑丈に建てている」ことになる。
どうりで保つはずだ。
どちらが良い悪いではなく、家に対する考え方が違うんだな、としみじみ現場で感じたのでした。



I様、興味深いコメントをどうもありがとうございます。
家に求める諸性能や価値観は本当に人それぞれですが、コッツワールドがイギリスの家に専念した一番の理由は、住まい手に長く愛してもらえる家を建てたいという想いでした。
イギリス人が世界で特に家を愛している話は有名ですが、その理由を探って行くうちに、すっかり魅せられてしまったのです。
実際の構造こそ違いますが、頑丈で長く快適に住まえる家づくりを追求した結果辿り着いた構造。そして、2-30年で飽きられてしまったり、醜くなってしまうことなどの決して無い素材選びです。
年月を経て益々味わい深さと魅力の増す家の為に、厳選した仕様をご提案しています。
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